For Executives
経営全体を俯瞰し、一緒に考えてくれる存在はいますか。
Pain Points
Root Cause
医療に強いと謳う専門家は数多くいます。しかし、その多くは自分の専門領域の仕事をするだけで、経営者の立場に立って物事を考えてくれるわけではありません。
税理士は税務申告を処理してくれますが、「来年の診療報酬改定を踏まえて、今どんな手を打つべきか」とは言ってくれません。
弁護士は法的な問題を解決してくれますが、「この医療法人の出資持分を、ご家族のためにどう整理すべきか」を経営の全体像から助言してくれる人は多くありません。
本質的な問題
それぞれの専門家は、それぞれの仕事をしている。
しかし、それらを束ねて経営全体を見渡し、「今、何を優先すべきか」を一緒に考えてくれる存在が、多くの経営者のそばにはいないのです。
Three Stages
院長先生と、周囲の専門家との関係は、大きく3つの段階に分けることができます。
税務申告を依頼する。届出書類を作成してもらう。保険を契約する。
それぞれの専門家に、決まった業務を依頼し、完了すれば終わり。多くの医療機関が、この段階にとどまっています。
専門家は頼まれた仕事はきちんとこなしてくれます。しかし、頼まれていないことには手を出しません。
診療報酬改定の影響、税制の変更、業界の動向——こうした情報を定期的に届けてくれる専門家がいると、経営者の判断材料は格段に増えます。
ただし、この段階ではまだ「情報を届けてくれる人」であり、経営の意思決定を一緒に考えるところまでは至っていません。
専門領域を超えて、経営全体を俯瞰してくれる。
必要な時に、必要な専門家を的確につないでくれる。
紹介した後も、専門家の仕事を見守り、経営者が安心して判断できるように支え続けてくれる。
株式会社医療経営は、この第3段階の存在として、院長先生の経営を支えます。
What We Can Do
顧問税理士の業務が適切かどうか、経営者の立場から確認します。必要に応じて、医療経営に精通した税理士をおつなぎします。
親族承継、第三者承継(M&A)、いずれの場合も、最適な道筋を一緒に考え、専門家をコーディネートします。
放置すれば相続時に大きな負担となる出資持分の問題。家族信託や持分なし医療法人への移行など、選択肢を整理します。
事務長機能の見直し、スタッフの採用・定着など、経営基盤の強化に関わるご相談にも対応します。
上記に限らず、経営に関するお悩みは何でもお聞かせください。私たちが直接お手伝いできることもあれば、適切な専門家をおつなぎすることもあります。
Field Scenes
医療経営の現場には、書籍や雑誌では伝わりにくい場面がいくつもあります。25年のあいだに私が立ち会ってきたなかから、6つを書き留めておきます。
地域包括ケア病棟の新設を検討していた病院がありました。近隣の公的病院も同時期に申請を準備しており、地域での病床区分の競合が、本格的に始まろうとしていた時期でした。
病床区分の選択は、診療報酬制度上の判断に見えて、実は地域での生き残り戦略そのものでした。
早くから第三者承継を視野に入れていた理事長がいました。しかしある時、突然アポイントが取れなくなり、復帰の見通しが立たないと伺いました。
経営者が健在なうちにしか動けない案件がある。あの時、もう一歩踏み込んでお手伝いできていれば。今でも、後悔の残る出来事です。
親族内承継で、理事長がご子息に対して、正式に面と向かって承継するかどうかを聞いていないケースを、私は何度も見てきました。
聞きづらくても、一度膝を突き合わせて聞いてみる。その場で辛いことがあったとしても、事業承継のタイミングを誤るよりは、はるかに良い結果になります。
第三者承継を進める過程で、最も難しいのは親族関係の交通整理です。理事長ご本人だけでなく、奥さま、お子さま、そしてお子さまの配偶者の意向まで絡んできます。
信頼できる専門家の仲間と組んで、複雑な家族関係を一つずつ解きほぐしていく。そうして決断まで10年かかった案件もあります。
出資持分の問題で、数十の病院を回ってわかったことがあります。顧問税理士の多くは、持分対策について詳しいアドバイスができない、あるいはしません。
顧問税理士に任せきりでは、出資持分の問題が前に進みにくいこともあります。理事長の側で、何を誰に相談すべきかを整理する必要があります。
認定医療法人にすべきか、持分を持ったままにするか。これは医療法人にとって、非常に重要な判断です。
「いつかやろう」と先送りにしている間に、取れる選択肢は確実に狭まっていきます。
私自身、承継を考える年齢に差し掛かりました。ここに挙げた一つひとつの場面が、他人事ではないという思いを抱きながら、院長先生方のお話を伺うようにしています。
Case Study
関係の始まりから、M&Aの完了まで
ある病院の理事長との関係は、奥様がセミナーに参加してくださったことから始まりました。
最初からすべてを打ち明けてくださるわけではありません。医療行政の情報をお届けしたり、業界の状況をお話ししながら、少しずつ信頼関係を築いていきました。
やがて、後継者の有無や資産の状況を少しずつ開示していただけるようになり、医療法人の将来をどうするかという話へと広がっていきました。
そのタイミングで、家族信託の専門家や、医療機関専門のM&A会社の方をお引き合わせしました。営業としてではなく、「将来、何かのお役に立てるかもしれません」という形でのご紹介です。
それからさらに数年。理事長は第三者承継への決断をされました。ご家族の間に入らせていただきながら、10年をかけて信頼関係を築き、M&Aのお手伝いをさせていただきました。
今は、理事長個人の相続対策や資産運用のご相談を引き続きお手伝いしています。
Contact
すぐに何かを決める必要はありません。「いつか考えなければ」と思っていることがあれば、まずはお話をお聞かせください。